謎解きが楽しい! リアル脱出ゲームが中国で急増中!(日経トレンディネット)



マンションの一室がゲーム施設に!?

 「真人密室逃脱遊戯」と呼ばれるリアル脱出ゲームが中国各地で急増している。ひと言で言ってしまうと「閉じ込められた部屋から脱出する」という遊びなのだが、出口の鍵や解錠番号を入手するには室内に仕掛けられたさまざまなパズルを解く必要があるのがポイントだ。

【関連画像】大型の施設には複数のテーマが用意されている

 中国メディアによれば、「真人密室逃脱遊戯」が登場したのは2013年ごろのようだが、この1、2年で再び大きな波が来ているように思う。施設としてはショッピングモール内にもあるのだが、むしろ高層マンションの一室を利用した小さな施設が急増している感じだ。料金は施設によってまちまちではあるが、だいたい1回につき100元(約1700円)前後となっている。

 口コミサイトの「大衆点評」や「美団」で「真人密室逃脱遊戯」を検索すると、こうした施設が街中にあることが分かる。最近、マンションの一室を趣味の教室や民泊用の客室、カフェなどに利用する動きが中国の都市部にあるが、「真人密室逃脱遊戯」用にリフォームするのもその一例と言えそうだ。

 もちろん、そういった内装を手掛けるリフォーム業者は中国全土に存在するし、またゲームで使用するボタンやパネル、発光装置などのギミック類もECサイトの「淘宝網(タオバオ)」で手に入る。

中国版リアル脱出ゲームを利用してみた

 記事を書くからには取材しようと思い立ち、数人の知人を集めて「真人密室逃脱遊戯」に挑戦してみた。場所は筆者の滞在する内陸の省都にある、繁華街から少し離れた高層マンションの一室。ウェブサイトに掲載されている情報によると料金は1人につき120元(約2000円)だが、クーポンを利用すると70元になるらしい。ちなみに300~700元(約5000~1万2000円)程度の料金を部屋単位で設定しているところもある。

 実際に現地を訪れてみたところ、マンションのエントランスにそれらしい情報は一切なく、施設のある最上階の部屋のドアの1つに施設名が書かれているだけだった。その部屋はメゾネットになっていて、リビングルームをリフォームした受付と待合室のほか、難易度とテーマが異なる部屋が4つ。それぞれのテーマは「船」「工場」「教会」「博物館」で、室内をチラ見したところ、それっぽい壁紙や小道具があった。施設のスタッフによると、季節ごとにテーマを変え、それに合わせて内装も変えているとのことだ。

 テーマ、つまり利用する部屋を決めたらスタッフからルールや禁止事項、制限時間などの説明を受ける。貴重品以外をロッカーに預け、スタッフが外から鍵を掛けたらゲームスタートだ。

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