ソフトバンク対応のmineo ワイモバとガチ勝負! 佐野正弘の“日本的”ケータイ論(日経トレンディネット)



8/3(金) 12:00配信

日経トレンディネット

ケイ・オプティコム(大阪市中央区)は、モバイル通信サービス「mineo」の新料金プランとして、ソフトバンク回線を用いた「Sプラン」の提供を2018年9月4日にスタートする。au、NTTドコモに続いて新たにソフトバンクの回線を加え、大手3キャリア(通信事業者)全てをカバーするmineoの狙いと課題を探ってみよう。

【関連画像】Sプランの内容。既存のAプランやDプランと比べると料金はやや高めになっている。写真は2018年7月23日の「mineo新サービス発表会」より

●ソフトバンク回線を利用する「Sプラン」を追加

 これまでNTTドコモのネットワーク回線を用いてサービスを提供するところが圧倒的多数を占めていたMVNO(仮想移動体通信事業者)。だが最近は、他社との差異化を進めるためか、複数キャリアの回線に対応し、「マルチキャリア」をうたうところが増えている。

 とはいえ、ドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの3社のネットワークに対応したMVNOは、九州電力グループのQTnetが提供する「QTモバイル」くらいしかなかった。そこに名乗りを上げたのが、MVNO大手の一角を占める、ケイ・オプティコムの「mineo」である。

 mineoでは既にauの回線、およびドコモの回線を利用するサービスを、それぞれ「Aプラン」「Dプラン」として提供しているが、2018年9月4日にはソフトバンクの回線を利用する「Sプラン」が追加される。これによってmineoは、3キャリア全ての回線が利用できるトリプルキャリアMVNOとなるわけだ。

Sプランの料金設定はやや高め

 Sプランの内容は、基本的にAプランやDプランと同じ構成で、ひと月当たりの高速データ通信量が500MBから30GBまでの6つのコースが用意されている。他のプランには存在する1GBのコースだけはSプランで提供されないが、これはmineoが1GBコースの提供の終了を予定しているためで、AプランおよびDプランの1GBコースの新規申し込みも9月3日をもって終了するという。

 一方、料金設定はやや異なる。データ通信と音声通話が付いた「デュアルタイプ」の場合、500MBコースで月額1750円(税別、以下同)と、Aプラン(月額1310円)、Dプラン(月額1400円)より高めの料金設定となっているが、これには大きく2つの要因がある。1つはソフトバンクから回線を借り受ける際に支払う接続料が、他の2社より高いこと。もう1つは、iPhone用とAndroid用があるなど、ソフトバンクのSIMカードの形態が複雑であるため運用コストが高くつくことだ。

 また回線に関しても、mineoが借りるのはあくまでソフトバンクの回線のみで、関連会社とはいえWireless City Planningの回線は対象外。そのためソフトバンクが「SoftBank 4G」として提供している下り最大110Mbpsの通信規格、AXGPは利用できないとのことだ。

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