トーンモバイルのiPhone向けSIMはどんな人に向いている?(日経トレンディネット)



 800社以上の仮想移動体通信事業者(MVNO)がひしめく格安SIM市場。その中で特徴的なサービスを提供しているのが「トーンモバイル」だ。

【関連画像】TONE SIMのサービスおよびオプション内容

 同社は子どもやシニアの「見守り」を重視しており、これまでは独自開発したAndroidスマホ「TONE」シリーズにのみサービスを提供してきた。トーンモバイルを利用するには、専用スマホと回線契約がセットになった格安スマホの購入が必須だったのだ。

 だが、2018年4月26日から、アップルの「iPhone」シリーズでトーンモバイルのサービスが利用できるようになる格安SIM「TONE SIM(for iPhone)」(以下「TONE SIM」)の提供が始まった。

 TONE SIMの主なターゲットは、AndroidではなくiPhoneを使いたい中高生だ。同社の見守りサービスやフィルタリングサービスを契約することで、AndroidのTONEと同じようにアプリの利用制限を掛けたり、子どもの年齢に適したWebサイトだけが見られるようにしたりできる。

 ただ、TONE SIMとAndroidのTONEでは、利用できる機能に違いもある。そこで今回は、実際にTONE SIMをセットしたiPhoneを用いて、どんな機能が使えるのか、どんな人に向いているのかを探ってみたい。

TONE SIMのサービス内容は?

 最初に、TONE SIMのサービス内容をチェックしておこう。

 TONE SIMの動作対象は、「iPhone 5s」「iPhone 5c」以降でiOS 10.2以上を搭載したSIMフリー版またはドコモ版のiPhone。au版やソフトバンク版を使うにはSIMロックの解除が必要なので、対応するのは「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」以降となる。

 サービスやオプションは、基本的にTONEで利用できるものと同じ。ただし、TONEとセットになっている格安SIMでは基本プランの月額料金が1000円だが、iPhone向けのTONE SIMでは500円高い1500円になっている。

 基本プランは最大通信速度が500k~600kbpsの低速使い放題で、IP電話機能が標準で付属する。基本プランはデータ通信専用なので、他の通信会社から電話番号を引き継ぐ「携帯電話・PHS番号ポータビリティー(MNP)」制度を利用して乗り換える場合には、携帯電話番号による音声通話を可能にする「090音声オプション」(月額950円)の契約が別途必要だ。

 TONE SIMでは、トーンモバイルの最大の特徴である見守り機能の「TONEファミリー」(月額200円)と、Webサイトのフィルタリング機能「あんしんインターネット」(月額100円)が契約できる。両方契約すると合計で月額300円のオプション料金がかかるが、保護者もトーンモバイルのユーザーであれば、どちらも無料となる。

 また、あんしんインターネットで提供されている機能のうち、有害サイトのブロックのみに限定した「あんしんインターネットLite」も用意されている。オプション契約は不要で、TONE SIMを含むトーンモバイルのユーザーであれば誰でも無料で利用できる。

●オリジナルスマホと使える機能は違う?

 では、TONEとTONE SIMで異なるのはどのような点か。以下の表で、iPhone向けのTONE SIMと、トーンモバイルのオリジナルAndroidスマホ「TONE m17」で、利用できる見守りサービスを比較してみた。

  フィルタリング機能を提供するあんしんインターネットをはじめ、アプリの利用制限機能や、後述する端末の位置情報を用いた現在地の確認やジオフェンスといったTONEファミリーの中核となる機能は、TONE SIMとTONE m17の双方で利用が可能だ。ただし、アプリを制限する方法はそれぞれ異なっており、TONE m17ではアプリ1つひとつについて可否を決められるのに対し、TONE SIMではApp Storeのレーティングに基づいた一括制限となる。

 また、TONE m17では歩きスマホをしたとき画面に警告を表示する機能や、日々の歩数を記録するライフログなどの機能も提供されているが、TONE SIMでは後日対応する予定となっている。

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