衝撃コスパ! 戸田覚が真に欲しいスマホは中国にある 戸田 覚のPC進化論(日経トレンディネット)



7/4(水) 12:00配信

日経トレンディネット

 スマートフォンがあっという間にコモディティー化している。というより、結局のところどのメーカーも同じパーツを使っているので、似たような製品ばかりになっているのが実情だ。現時点で差異化のポイントはカメラ程度しかない。もう2~3年もすれば、熱い気持ちでスマホを買う人は減っていくだろう。パソコンがたどった道と同じだと思っている。

【関連画像】ディスプレーは有機EL。10万円クラスのモデルに引けを取らない(画像は小米のウェブサイトから)

 そんな閉塞感さえ漂うスマホ市場の中で、僕が異彩を放っていると思うメーカーが小米(シャオミ)だ。中国の新興系メーカーなのだが、一時期シェアを落としたものの、また復活を遂げて今では世界4位に付けている。

 その魅力は、徹底的にコスパの高さを追求することだ。しかも、安価なモデルに力を入れるだけではなく、高級モデルも手ごろな価格で投入してきている。ハードウエアの利益を永久的に5%以下に抑えると公言しているすごいメーカーなのだ。日本のスマホ市場には進出しておらず、正規代理店がスマートウォッチやモバイルバッテリー、イヤホンといった周辺機器やアクセサリーを販売しているのみなのが、残念でならない。実は、僕が今最も欲しいスマホが、最近小米が中国で発売したフラグシップモデル「Mi 8」なのだ。

一見、他のスマホと同じように見えるが

 パッと見は他のスマホと同じように感じるが、まず価格でライバルを圧倒する。モデルはいくつかあるのだが、ストレージが64GBのもので日本円に換算して約4万6000円、128GBモデルでも約5万1000円だ。しかも、モバイルノート並みの256GBのストレージを搭載したモデル(約5万6000円)もある。日本で手に入るスマホでこの価格だと、ZenFone 5がターゲットになるだろう。いわゆるミドルハイと呼ばれる位置づけで、中の上である。

 Mi 8がすごいのは、この価格にして最高性能を発揮していることだ。AnTuTuベンチマークの値は30万点を超えるという。日本で10万円クラスの最高性能モデルでも、20~23万点くらいだから、驚くばかりだ。また、メモリーは6GB、8GBのモデルを用意する。

 ZenFone 5Zも同じCPUを搭載し、日本でも6万9800円で購入できる。だが、構成の差は明確で、ZenFone 5Zが液晶なのに対し、Mi 8は有機ELを採用している。

●GPSが進化している

 カメラは1200万画素のデュアルカメラで、こちらも今となっては、特に目を引くスペックではない。ただ、こちらも上位機に比べて大きく劣るものではないだろう。個人的には、高級モデルのカメラはどれも合格で、もう大きな差はないと思っている。もちろん、絵作りや2つ目のレンズの用途によって、好みの違いはある。だが、写真によほど強いこだわりを持っている人でなければ、どれを買っても十分に美しいと感じるはずだ。また、こちらも今期様々なメーカーが採用しているAIによる撮影シーンの分析を取り入れている。

 小米が潔いのは、パーツメーカーを明らかにして、それをウリにしていることだ。カメラはソニー製で、ディスプレーはサムスン電子。 興味深いのは、スマホとしては初めてデュアルバンドGPS(L1、L5)に対応していること。特に、L5バンド帯は誤差30メートルという精度の高さで、より正確な位置を表示できるという。新製品発表会では車の窓を塗りつぶして、GPSだけで運転したそうだ。

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