キャリア参入で揺らぐMVNOとしての楽天の今後 佐野正弘の“日本的”ケータイ論(日経トレンディネット)



6/21(木) 12:00配信

日経トレンディネット

2019年にキャリアとして携帯電話事業への参入を打ち出した楽天が、「楽天モバイル」の夏商戦に向けた戦略説明会を開催した。ファーウェイ製の新端末の投入や、主力の料金プラン「スーパーホーダイ」のリニューアルによって契約の獲得を推し進めるが、その一方では悩ましい状況も生まれている。

【関連画像】楽天が2018年夏の新機種として発表したのは、「HUAWEI P20」と「HUAWEI P20 lite」(写真)の2機種。写真は6月14日の楽天モバイル夏商戦戦略説明会より

●ファーウェイとの良好な関係をアピール

 楽天は、1.7GHz帯の周波数帯の割り当てを受けたことにより、2019年にキャリア(通信事業者)として携帯電話事業に参入することを正式に表明した。だが、楽天の足元の主力事業は、「楽天モバイル」のMVNO(仮想移動体通信事業者)事業である。

 楽天モバイルは現在、コンシューマー向けのMVNOとして首位の座を獲得しており、将来のキャリア参入に向け、さらなる契約獲得を推し進めている。その一環として楽天モバイルは6月14日、夏商戦に向けた戦略説明会を開催し、新たな施策を打ち出した。

 楽天モバイルのスマートフォン新商品として発表されたのは、ファーウェイの「HUAWEI P20」と「HUAWEI P20 lite」の2機種。これらは6月11日にファーウェイからSIMフリーモデルの提供が発表されたもので、それらを楽天モバイルが扱うわけだ。

 楽天モバイルはこれまで、ファーウェイの「honor 6 plus」や「HUAWEI honor 8」を独占販売した実績がある一方、楽天の総合ショッピングモール「楽天市場」上にファーウェイがオンラインストアを開設するなど、両社は良好な関係を築いてきた。

 ファーウェイは現在、大手3キャリアに端末を提供するなど、より販売台数が多い市場に販売の軸を移しつつあるが、楽天モバイルは個人向けMVNOの最大手だけに、関係は維持していきたいところ。また楽天としても、2019年にはキャリアとして携帯電話事業に参入する予定であり、幅広い端末ラインアップを持つファーウェイは重要なパートナーになり得る。そうした事情もあって、今回の説明会で改めて両社の良好な関係をアピールするに至ったのだろう。

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