オーディオライターが使い分ける3つのイヤホンとは? ワイヤレスイヤホン、それぞれの選択(日経トレンディネット)



 さまざまなメーカーから続々と発売されるワイヤレスイヤホン。左右をつなぐケーブルがない完全ワイヤレスイヤホンや、ノイズリダクション機能付きのもの、とにかく低額なものなど、幅広い。どれを買えばいいんだろうと迷っている人も多いはず。そこで、ワイヤレスイヤホンを愛用しているライター陣が、今使っているイヤホンとそれを選択した理由をつづる。

【関連画像】ノズルの先端に装着するアコースティックフィルターやケーブルを交換して好みの音にカスタマイズできる楽しいイヤホンだ

 この記事で紹介するのは、オーディオライターとして活動する山本敦の場合。AKGの有線イヤホン「N30」、Beats by Dr.Dreのネックバンド型の「BeatsX」を愛用している。加えて最近、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Experia Ear Duo」を購入した。生活シーンや聴く音楽のタイプによってイヤホンを使い分けているが、ワイヤレスイヤホンを使うようになってから、その使い方がより明確になってきたという。その使い分けとは?

 筆者はオーディオライターをなりわいのひとつにしている。この仕事を始めるまで、イヤホンやヘッドホンは普段使っているプレーヤーに対してたった一つの“お気に入り”を手元に置いて、それを使い倒すことがカッコイイと思っていた。

 ところが最近では生活シーンや聴く音楽のタイプに合わせて使い分けるほうが自分にとっては自然なことになった。今ではたくさんのメーカーから魅力的なイヤホンが出ているので、つい目移りして複数のイヤホンを買ってしまうこともあるが、ワイヤレスイヤホンを使う習慣が身に付いたころから、使い分けにメリハリが生まれてきたと思う。

●音質評価の基準はいまも有線

 筆者にとって、有線接続のイヤホンはいつも「基準」であることは変わらない。電源不要で、プレーヤーやアンプのジャックにプラグを挿せば音が聞こえる手軽さがいい。それに、ハイレゾの音源をそのままの高音質で楽しむためには、現在のところ有線接続のイヤホンが必要だ。

 このごろ筆者が仕事でプレーヤー機器の音質を評価したり、自分の好きな音楽を聴くときに最も頻繁に使っているのがオーストリアのオーディオブランド、AKGのイヤホン「N30」だ。

 AKGは世界のトップミュージシャンやレコーディングエンジニアから厚い信頼を得ているオーディオブランド。私たちが普段、音楽を楽しむために使う一般コンシューマー向けの製品以外に、プロフェッショナルが音楽制作のためのツールとしてそばに置くモニタリング用のヘッドホンも数多くラインアップしている。N30はハイレゾ再生にも対応するコンシューマー向けのイヤホンで、AKGの製品の中でもとりわけその性能と機能、価格のバランスが良い、魅力的な製品だと思う。ブランドを取り扱うハーマンインターナショナルの直販サイトでの価格は2万9880円だ。

 筆者のようなオーディオライターが、プレーヤーやアンプなどのオーディオ機器の音質を評価する際に使うイヤホンの条件は、むやみな強調感を持たない自然でバランスのとれた音を再現できることである。あえて例えるなら、品質が高い“白いご飯”や“ゆでたてのパスタ”があってこそ、おかずやソースに込めた料理人のこだわりが色濃く見えてくるのと同じ。「プレーヤー」「音楽コンテンツ」と組み合わせた効果をより“利き比べ”しやすくなる。

 さらにAKGのN30はイヤホンのノズルの先端に取り付ける「フィルター」を交換したり、ケーブルをサードパーティーのものと交換して、ユーザーが好みの音を思いのままにカスタマイズできる機能を備えている。ケーブルを交換できるのは、仕事で比較レビューをするときに重宝しているが、仕事を抜きにしてもカスタマイズという行為そのものに男心をくすぐられた。長く遊びがいのありそうなところにほれ込んで購入したイヤホンだ。



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