もっと自由を!ソニーが完全ワイヤレスで目指すもの どこまで行くの?科学な暮らし(日経トレンディネット)



5/18(金) 12:00配信

日経トレンディネット

 好きな音楽をいつでもどこでも楽しみたい。そんな願いをかなえてくれるヘッドホンが、今、急激な進化を遂げつつある。技術の進歩が実現したポイントは3つ。ハイレゾによる音質の飛躍的な向上、ノイズキャンセルでの雑音の徹底した低減、そしてワイヤレス化がもたらす快適性のアップだ。「ウォークマン」によって「いつでもどこでも音楽を楽しめる時代」の扉を開いたソニーを訪ね、ヘッドホンの最先端技術の現状に迫る。シリーズ最終回は、ワイヤレスで広がる“自由な音の楽しみ方”について聞いた。

【関連画像】ネックバンド型ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン「WI-1000X」

 現在のヘッドホンがどこまで進化しているのか、ハイレゾ、ノイズキャンセリングという2つの技術を検証してきた。それらの技術の進歩は「いつでもどこでも、気軽に自由に、上質の音楽を楽しむこと」に不可欠なヘッドホンだからこそ、課せられたミッションとも言える。

 しかし、「気軽に自由に」が実現すればするほど、ユーザーとしての欲求はより高まる。

 あの鬱陶しい「ケーブル」さえなければ――。

 そんな願いも、いまやワイヤレス技術の進歩でかなえられてしまった。ケーブルを必要としないワイヤレスヘッドホンはもちろん、頭が押さえられるヘッドバンドの煩わしさをなくした「ネックバンド型ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン」も人気を博している。

「左右独立型」の高いハードル

 しかし、ここまで来ると、さらなる自由を求めて「ネックバンド」ですらなくしてみたくなるのが人情というものだが……ありました。イヤホンの本体(ヘッド)の部分だけを両耳に入れれば、上質な音楽を高度なノイズキャンセルで楽しめる「完全(左右独立型)ワイヤレスヘッドホン」。現在、市場におけるワイヤレスヘッドホンの主戦場となりつつある。

 技術的にはネックバンド型からネックバンドを外せばいいだけだもんな……などと思ったら大間違い。従来のヘッドホンではハウジング、ネックバンド型ではバンドの部分に部品を格納できる。しかも左右がつながっている。実はヘッドホンにとって、この構造はすごい“アドバンテージ”なのだ。

 それに対して左右の耳に別々に入れる完全ワイヤレスイヤホンには本体部分しかなく、しかも、左右がつながっていない。そのハードルを越えることは、素人が想像するよりもはるかに技術的難易度が高かった。

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