「iPhone 8 Plus」、カメラは暗所性能などが着実に進化(日経トレンディネット)



 アップルの新型iPhoneが出そろった。iPhoneで写真を満喫したい人は、カメラの性能が向上した最上位モデル「iPhone X」が気になっていることだろう。だが、使い慣れた操作性を継承している点や、高すぎない販売価格で入手できる大画面モデル「iPhone 8 Plus」も無視できない存在といえる。

【関連画像】夜間撮影でもiPhoneは頼もしく活躍する。暗い場所でもISO感度をあまり上げずに手ぶれ補正機構に頼る伝統のチューニングは変わらないが、暗所性能が向上したようでシャドー部のノイズが減っている。従来モデルはもっとノイジーな描写になり、空部分などはザラザラとした写りになっていた(ISO100、1/5秒、F1.8)

 そこで、デュアルカメラを搭載して写真撮影を重視した両機種の実力を改めてチェックしていきたい。今回はiPhone 8 Plusを使って実際にいろいろと撮り歩き、画質や感想をまとめたいと思う。

●撮像素子とCPUの世代交代で基本的な画質が向上

 スタンダードなスタイルを継承するiPhoneは、例年通り4.7インチ液晶の「iPhone 8」と5.5インチ液晶の「iPhone 8 Plus」の2モデルが登場した。パネルサイズ以外の大きな違いは、背面カメラにある。iPhone 8は、35mm判換算で29mm相当/F1.8の広角レンズを搭載するのに対し、iPhone 8 Plusは29mm相当/F1.8の広角レンズと57mm相当/F2.8の望遠レンズのデュアルカメラとなる。ワンタップで2つの焦点を切り替えたり、ピンチインやピンチアウト、スライダーでシームレスにデジタルズームできるのはこれまでと同じである。

 従来のiPhone 7/7 Plusと比べ、写りは確実によくなっていると感じた。撮像素子とCPUがアップデートされたことで、画質が明らかに向上しているのだ。色味は、記憶色寄りの鮮やかなものになったうえ、暖かみのある色合いに変更された。といっても、多くのAndroidスマホのようにギラギラとした派手な発色ではなく、あくまでも自然な風合いなのが好印象だ。

 暗所性能もよくなっている。ノイズ感が減少して見た目に近い描写になっており、低照度下でも安心してシャッターを切れるだろう。デュアルカメラは広角レンズ、望遠レンズともクリアでヌケ感がよく、シャープさが増した印象を受ける。デジタルズームを用いた撮影も、従来よりクッキリとした写りになったと感じられ、中間の5倍ズーム程度の画角ならば十分使える画質になっている。

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