パイオニア初の完全ワイヤレスイヤホン 装着感は良好(日経トレンディネット)



 パイオニアが3月末に発売した「C8 truly wireless」(以下C8)は、同ブランド初となる完全ワイヤレスイヤホンだ。コンパクトなボディーに直径6㎜という大きめのドライバーを搭載し、高音質なコーデックにも対応するなど、音にこだわった作りが特徴。装着感のよいデザインも魅力となっている。

【関連画像】パイオニア初の完全ワイヤレスイヤホン「C8 truly wireless」

 完全ワイヤレスイヤホンは、以前なら2万円を超える高価な製品が目立っていたが、最近は6000円前後のものが登場するなど低価格の製品も増え、価格帯の幅が広がっている。C8の実売価格は1万5000円前後で、有名オーディオブランドの完全ワイヤレスイヤホンとしては比較的安価な製品だ。中身は果たしてお買い得と言えるのか、実際に試してみた。

コンパクトで装着感がいい

 手にしてまず感じたのは「小さい」ということ。これまでいろいろな完全ワイヤレスイヤホンを試してきたが、それらの中でも比較的コンパクトな部類に入る。

 ボディー表面はシリコン素材で、サラっとした感触だ。ゴルフボール表面にあるような細かいディンプル加工を施してあるのが特徴で、この加工のおかげで、指でつまんだときに滑って落としたりしにくい。

 耳に取り付けると、耳のくぼみにスッポリと入るような感覚だ。コンパクトなおかげで耳からあまり飛び出さず、目立たない。完全ワイヤレスイヤホンの中には耳から大きくはみ出すような製品もあるが、そうした目立つようなことは避けたい人、ヘアスタイルに影響するのはイヤだという人などに向いていそうだ。ディンプル加工のおかげ耳に過度に密着しないため、長時間装着しても汗ばむ感じがそれほどなくサラっとしているのもいい。装着感はとても快適だ。

 重さは左右とも12g。バッテリー駆動時間は最大3時間で、完全ワイヤレスイヤホンとしては標準的な長さだ。付属の充電ケースで2回分の充電ができ、合計で最大9時間使えることになる。

きめ細かな音、ボリューム上げると迫力の低音

 手持ちのいろいろな音源を聴いてみると、中~高音域がキメ細かく、小さいボリュームでも細かい部分がよく聴き取れるところが好印象だ。逆にこれをシャリシャリ感が強いと感じる人がいるかもしれない。

 そして、繊細な音だなと思ってボリュームを大きくしていくと、中~低音域に迫力がちゃんと出てきて、厚みのあるどっしりとした音が聴こえてくる。音のかたまりが飛んでくるような迫力重視の音ではないが、低音から高音までとてもバランスよく奇麗に聴こえてくるため、どんなジャンルにも合いそうだ。

●遅延は気にならない 音声アシスタントも利用可能

 動画を見たりゲームを遊ぶのにも使ってみたが、遅延はかなり抑えられている印象だ。若干の遅延はあるのでタイミングがシビアなゲームには向かなさそうだが、動画鑑賞ならほぼ違和感なく使える。

 パイオニアのロゴが入っている部分は操作ボタンになっていて、電源オン・オフ、再生・停止、曲のスキップや音声アシスタントの起動などの操作ができる。残念なのはボリューム操作ができないことで、スマートフォン側で行う必要がある。

 このほか、接続しているスマートフォンの音声アシスタント機能(iPhoneならSiri、AndroidスマートフォンならGoogleアシスタント)を呼び出して利用できる。Android機では音声読み上げアプリを使うことで、届いたメール、SMS、LINE、カレンダー、ニュースといった情報を読み上げてくれる機能も利用できる。

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