スマホに直結する全天球カメラは長所・短所が明確 戸田 覚のPC進化論(日経トレンディネット)



 僕は「360度カメラ」とか「全天球カメラ」と呼ばれる製品がかなり好きで、実際にさまざまな機種を購入したり、試したりしている。今回取り上げるエレコムの「OMNI Shot mini」(直販価格3万3510円)は、スマホにセットして使う全天球カメラ。このタイプの製品はまだ使ったことがないので、興味を持った。実際に試して、サムスン電子の「Gear 360」のようにスタンドが付いているタイプなどと比べて、どんなメリット・デメリットがあるのか考えてみたい。

【関連画像】OMNI Shot miniの本体は約28gととても軽い

 なお、読者の中には、全天球カメラにあまり興味がないという人も多いと思うが、非常に楽しいのでぜひ使ってみてほしい。全天球カメラと呼ぶように、水平方向に360度だけでなく、頭上から足元まで垂直方向にもぐるりと撮影できる。撮影時には見えなかった自分の後ろの景色や出来事も記録できるので、旅行などで使っても楽しい。

最大の欠点はiPhone非対応

 OMNI Shot miniは、本体にUSB Type-C端子が付いていて、スマホに直接挿して使う。古いスマホで端子がmicroUSBの場合には、付属の変換アダプターを利用する。使用できるのは、USBホスト機能に対応したAndroidスマートフォンとされており、対応機種はエレコムのウェブページで公開されている。

 僕は、HUAWEI P9で問題なく使用できたが、やはりiPhoneに対応していないのは大きなマイナスポイントだろう。ユーザー数が多いiPhoneに対応していないのは、かなり厳しい。

 また、固定するポイントがスマホとつながっているUSB端子のみなのが、かなり不安だ。何かの拍子に端子が抜けて落ちたら故障する可能性があるし、挿しっぱなしで鞄などに入れておくと、端子が曲がったりスマホ側の挿し込み口が壊れたりしそうで怖い。カメラをセットしたまま、洋服のポケットに入れておくのも危険だ。使い終えたら、毎回スマホから外して持ち歩くことになるだろう。

 本体は、3万円台と全天球カメラとしては妥当な価格。ただ、現物を見ると、値段の割にちょっとチープな印象を受けるだろう。パーツの合わせ目のすき間が気になる。スマホに取り付けるちょっとしたレンズと割り切るには「高い」と感じる人も少なくなさそうだ。

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