工事不要でお手軽 「ホームルーター」が売れ行き好調(日経トレンディネット)



 「ホームルーター」と言われてピンとこない人も多いかもしれない。いわゆる無線LAN(Wi-Fi)ルーターと同じ役割を果たす機器で、Wi-Fiを使ってスマートフォンやパソコンなどをインターネットに接続するために使う。無線LANルーターと異なるのは、インターネットへの接続にWiMAXや4G(LTE)回線などの無線通信を使う点だ。モバイルWi-Fiルーターの据え置きバージョンとも言い換えられるだろう。

【関連画像】ファーウェイ「Speed Wi-Fi HOME L01s」

 そのホームルーターが現在売れ行き好調だ。少しITに詳しい方なら家の中でもスマホのテザリング機能やモバイルWi-Fiルーターを使えば済む話にも思えるのだが――。

 家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」の調べによると、データ通信端末市場では、2017年の1月から据え置き型の比率が徐々に高まっており、ここ数カ月はほぼ半数を占めるまでに拡大。縮小傾向にあった市況の回復を支えているという。

メインユーザーはおひとりさまや転勤族?

 ホームルーターのメインターゲットは、自宅に光回線などのブロードバンド(高速な常時接続回線)がない、もしくは今あるブロードバンドに費用などの面で不満を持っているユーザーが考えられる。また、ブロードバンドの一つである「ADSL」サービスが終息に向かっているため、その代替として選択されるケースもあるようだ。

 上記のいずれのケースでも光回線という選択肢が一般的だが、コストがかかる上に契約や回線工事が面倒という声も少なくない。特に一人暮らしの学生や転勤が多い社会人は「卒業後は引っ越しする予定なのに、固定回線の契約をしたくない」「転勤の度にいちいち回線工事をしていてはお金も時間もムダ」といった事情がある。加えて、一人暮らしの女性の場合は「工事とはいえ男性が部屋に入るのはイヤ」という人もいるという。

 一方、ホームルーターの場合は回線工事が不要。本体を購入して、通信会社と契約すればすぐに使える。つまりスマホの契約程度の手間しかかからないわけだ。

 導入が簡単なこと以外にもホームルーターにはいくつかのメリットがある。

 一番大きいのは電源がバッテリーではないことかもしれない。外でも家でも同じ機器を使っていれば当然バッテリーを繰り返し充電することになり、バッテリーの劣化が早まる。また、利用者によっては有線LANを搭載しているのも利点になるだろう。無線LANに対応していない古いデスクトップPC、DVDレコーダー、ネットワークカメラなども接続できる。

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