ソニーのモバイルプロジェクター 唯一残念な点とは? 戸田 覚のPC進化論(日経トレンディネット)



 僕はプレゼンに関する本や記事を書く機会が多く、プロジェクターにもかなり関心がある。特にモバイルプロジェクターは気軽に持ち歩ける上に、価格も手ごろなのが魅力だ。簡単に持ち歩けると、仕事だけでなく旅行などにも持ち出して、大画面で動画や写真を楽しめるので楽しい。ということで、今回は、ソニーが4月25日に発売する新製品「MP-CD1」を試してみた。

【関連画像】スマホのように薄くてコンパクトなモバイルプロジェクター

 本体サイズは、ちょっと大きめのスマートフォンやモバイルバッテリー程度。大きさは83×16×150mmで、重さは280gだ。さすがにシャツのポケットに入れると服の形が崩れてしまうが、小さなカバンにも余裕で入る。ポーチなどにスマホと一緒に入れて持ち歩けるのは素晴らしい。

 デザインは黒一色で、ガジェット好きの物欲をくすぐるし、仕事で使うにも目立たなくていい。個人的に感心したのは、金属ボディーを採用した剛性の高さだ。この固いボディーは手にしていてうれしくなる。標準で付属する合皮のケースも黒で統一されていて質感が良く、しかもモバイルプロジェクターがぴったり収まるサイズに作られているあたり、“設計者はわかっているなあ”と感心する。

端子は盛りだくさんだ

 モバイルプロジェクターとしては、端子の数はずいぶん多く、レンズを正面に見て左側面に並んでいる。充電に使うUSB Type-C端子、各種機器と接続するためのHDMI端子、スピーカーをつなぐAUDIO OUT端子を備える。また、通常サイズのUSB端子もあり、これはMP-CD1をモバイルバッテリーとして利用するときに使う。

 パソコンとの接続なら、HDMIケーブルを利用すればいい。Androidスマートフォンと接続するには別売りのMHLケーブルが必要とされているが、USB Type-CをHDMIに変換するアダプター(Anker USB-C & HDMI変換アダプター)を試してみたところ、問題なく使えた。iPhoneとの接続は、Apple純正のLightning-Digital AVアダプターを利用した。スマホ、iPhoneとの接続もつなぐだけで済み、とても簡単だった。

 唯一の欠点を挙げるなら、ワイヤレスで接続する機能がないことだろう。モバイルプロジェクターの中には、無線規格のMiracastを利用してパソコンなどとワイヤレスで接続し、投影できる製品もある。ケーブルなしで使えれば、荷物も減るし、置き場所も選ばないのでとても便利だ。

 また、ケーブルで接続するモバイルプロジェクターは、テーブルの上などに固定するのが難しいとも感じる。当然のことながら、使用時はモバイルプロジェクターを三脚に取りつけるのだが、その際、プロジェクターが太いHDMIケーブルに引っ張られて動いてしまうことがあるのだ。

 ただし、MP-CD1は、三脚を取り付ける穴が中心からずらしてあり、穴の横にケーブルを差し込むように設計されている。ケーブルをつないだ状態のバランスがよいので動きにくい。とてもよく考えられていると感心する。

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